「学生芸人」というジャンルをご存知ですか？

2023/02/26

今、プロでも、アマチュアでもない、「学生芸人」というジャンルがアツいんです！

テレビのバラエティ番組や、賞レース、劇場でのライブでの芸人には、大学時代にお笑いサークルや、いわゆる“落研”と呼ばれる落語研究会に所属していた人が多いんです！　昨年10月にはNHKの人気番組『100カメ』でも特集された、大注目の「学生芸人」を紹介します。

●「学生芸人」とは？

全国の大学のお笑いサークルや落研に所属する学生が、サークル内でライブを開催したり、他の学校と合同でライブを行ったり、はたまた全く外部の方から呼ばれたりしています。

また、学生芸人No.1を決める大会があり、そこにも出演。吉本興業が主催する全国イチ面白い大学のお笑いサークルを決める団体戦「NOROSHI」の優勝賞金は、30万円！　大学生の大会としては規模が大きすぎやしないか？　と思ったのですが、それほど学生芸人たちは、この大会に命を燃やしプロへの第1歩を必死に掴みにきているのだなと思いました。

「NOROSHI」は現在開催中で、3月1日、2日に西荻地域区民センター・勤労福祉会館で準決勝、3月16日には新宿のルミネtheよしもとで決勝が開催されます。気になる方はぜひ足を運んでみては？
https://noroshi-daigakugeikai.com
https://twitter.com/noroshi_xxxth

●今、活躍している芸人の出身サークル

早稲田大学「お笑い工房LUDO」

・ハナコ岡部（2018年キングオブコントチャンピオン）

・ひょっこりはん

・ラパルフェ

慶應義塾大学「お笑い道場O-keis」

・真空ジェシカ川北（2021、2022M-1グランプリファイナリスト）

https://youtu.be/uQpMUHN_lK4

・令和ロマン

・ストレッチーズ

青山学院大学「ナショグルお笑い愛好会」

・真空ジェシカガク（2021、2022M-1グランプリファイナリスト）

上智大学「Sophia Comedy Society（SCS）」

・ラランド

明治大学「木曜会Z」

・サツマカワRPG

・ママタルト大鶴肥満

大阪芸術大学「落語研究寄席の会」

・ミルクボーイ（2019年M-1グランプリチャンピオン）

・空気階段‌鈴木もぐら（2021年キングオブコントチャンピオン）

同志社大学「喜劇研究会」

・さらば青春の光東ブクロ

・メイプル超合金カズレーザー

●なぜお笑いサークル出身芸人が売れるの？

プロのお笑い芸人になるには高校や大学卒業後に養成所に入り、約1年で卒業という流れがありますが、学生芸人出身者は養成所に入る前の4年間で既にネタを考えたり、ライブに出演したり、大会に出たりと経験と知識が豊富。言ってしまえば助走の距離が大きく違うということです。

現在もお笑いサークルに所属する学生芸人は多く、日々ネタを磨いています。そんな彼らを応援するなら今のうちです！

●学生芸人が出演するお笑いライブに行ってきました！

2月1日（水）に新宿のハイジアV-1で行われた「澤田記念日は学生芸人が好き」に行ってきました。

学生芸人を見るのは初めてで、空気感なども分からずドキドキしながら開演を待っていましたが、そんな気持ちを吹き飛ばすぐらい全組面白い。プロ顔負けの面白さで驚きました。会場も終始大盛り上がりで、同世代の人たちがこんなに人を楽しませることができるのかと感銘を受けました……。全13組のネタ＋コーナーの2時間半！ボリューム満点で大満足でした！

その中で私が印象に残った2組をご紹介します！

・クラシキ（早稲田大学「お笑い工房LUDO」）

上手い！面白い！このままプロになってほしいと思ったぐらい“ しっかり”としたネタでした！

・HUB白木（横浜国立大学「お笑いサークルわかば」）

なかなか奇抜なコントだったのですがそれがツボにハマりまくりでした（笑）。もう一度見たくなる中毒性もありました！虜！