活躍する卒業生・高栁風花さん
──現在のお仕事についてお聞かせください
今はアイドルグループ『LarmeR』のマネージャーをやってます。現場対応から撮影した写真の選定、メンバーのメンタルケアとか、そういう部分を担当してますね。スケジュール自体は上司が作るんですけど、それをメンバーに伝えるのが私の役目です。
──お仕事でのやりがいを感じたエピソードを教えてください
前の事務所にいたとき、全国ツアーでいくつかの場所を回って、そのファイナル公演でアンコールを見たときに『ああ、この仕事ってすごいな』って思った瞬間がありました。あれは本当に感動しましたね。
──このお仕事を目指したきっかけは何ですか?
もともとは声優になりたかったんです。でも、現実を見たときに、業界に関わる別の道がいいかなと思って。音響さんやアニメーターとか、いろんな仕事がある中で、私には技術的に向いてないかなと思ったんです。それで、何が自分にできるかって考えたときに、マネージャー職ならいけるかも?って。最初は声優さんとか俳優さんのマネージャーを目指してたんですけど、音楽系の学校だったので、自然とアイドルのサポートに関わるようになって、『アイドルっていいなあ』って思うようになりました。
──お仕事で心がけていることは?
メンバーとの距離感ですね。マネージャーだからって近すぎても良くないし、遠すぎても意味がないので、程よい距離を保って信頼関係を築くことが大事だと思っています。
──将来の目標について教えてください
まず『LarmeR』ってグループを、名前を聞いただけで『ああ、あのアイドルね』って認識されるような存在にしたいです。アイドル界で知られるようにして、そこからSNSとかで話題になって、一般の人にもファンが増えるようにしたいですね。
──就職活動についてお聞かせください
正直、就職活動ってほとんどしてないんです。今の事務所も、人との縁でつながったんですよ。学校の先生からアルバイトの話をもらって、そこから現場経験を積んでいたら、そのときのプロデューサーが今の社長になって、今の仕事につながった感じです。だから、人とのつながりを大切にしてきたことで、ここまでこれたんだと思います。
──在学中にやっておいて良かった活動はありますか?
学校でのイベントには積極的に参加した方がいいと思いますね。授業も大事ですけど、こういう業界の仕事って実際に経験しないと分からないことが多いので、オープンキャンパスやライブ制作とか、外部との接点を持つのはすごく大事だったと思います。
──現在就活中の後輩に向けてメッセージをお願いします
私は就職活動らしいことをしてなかったんですけど、それでも使えるものは全部使った方がいいと思います。先生とのコミュニケーションもそうですし、この業界は人柄やコミュニケーション力が重視されることが多いです。面接とかでも緊張せずに、楽しむ気持ちで話すといいと思いますよ。
インタビュー&ライティング:亀田晃希
会社名 Sizuk Entertainment 株式会社
会社URL https://sizuk.co.jp/
2021年度ミュージックビジネス学科卒業
名前 高栁風花