Interview

Natural Lag ライブレポート&インタビュー

2024/07/13

ライブレポート

Natural Lag Zepp Tour 2024-4 leaves-

2024.6.18

Zepp Shinjuku(TOKYO)


Natural Lagが6月18日にZepp Shinjuku(TOKYO)にて初のZepp ワンマン『Natural Lag Zepp Tour 2024-4 leaves-』を開催し、心に響く圧巻の歌声と熱いパフォーマンスでソールドアウトとなった満員の会場を終始盛り上げた。

開演時間である19時を過ぎた頃、薄いスクリーンが張られたステージ上に映像が投影される形で公演がスタート。シリアスなロックナンバー「Rock You」で幕を開け、「Determination」、「リモコンファイター」と連続してアップテンポナンバーでオーディエンスを煽り、会場のボルテージはすでに最高潮。最新ミニアルバム『4 leaves』収録楽曲となる「四葉のクローバー」や「そよかぜ」の他、デビュー曲「蜃気楼」や「みんなと一緒に音を響き散らかしたいと思います」と、Vo.花村想太(以下:花村)がキーボードを弾きながら歌う「恋人以上彼女未満」、「 鬱ぐ」で会場を魅了。「カタツムリ」では雨のSEと傘を使い、雨が降っていたライブ当日にマッチするポップな演出で会場のファンのため息を誘った。

バラードセクションでは「愛と恋」、「ため息」を圧巻の歌声で熱唱、涙を流すファンもちらほら見受けられた。歌い終えた後に、花村は「バラードが1番体力使う。でも全身使わないと伝わらないしね!」と笑顔でステージを後にした。残ったバンドメンバーのトークでは、和やかなゆったりトークが繰り広げられ、アンプケースやドラムにNatural Lagのロゴがあしらわれているという話になると、「DIYさせていただきました」とGt.福田智樹が嬉しそうに話した。Ba.アベノブユキは挨拶で「ツアーファイナル」という言葉を噛んでしまい、客席からは「可愛い」という声も聞こえた。自身最大規模となる会場でのライブに花村は「夢ある人いますー?夢諦めちゃったよーって人?まだ叶えられてない夢もたくさんあります。俺たちは武道館に立ちたいと思ってます。5年後の俺らは絶対武道館立ってます!」とバンドとしての目標を力強く語った。

アンコールでは、「生きていたら大体なんとかなると思います。外に出たくないな、このまま消えたいなって思ったりする。でもみんな生きような!生きる理由がなかったら、俺たちが生きる理由になるからさぁ!絶対生きろー!」というMCから「Trust Me」がスタート。全力で生きて頑張ろうという勇気や元気を届けるアンコールの1曲目となった。さらにライブ前日が誕生日であったDr.Louisに向けバースデーソングを歌う場面も。

また、公演終了後には、8〜9月にかけて各地を回るインストアライブの情報も発表された。会場全体を丁寧に見渡しながら1人ひとりに感謝を伝えるかのように楽しそうに歌う花村の姿が印象的なライブだった。

さらに「夢って何個あってもいいと思うんですよ。誰かに指差されたり、笑われたりしても何か1つ信じられればいい。隣で色々言ってくる人もいると思うんですけど、イヤホンして俺たちの曲を聴いてください」とMCを締め括った花村。

夢に向かって努力しようと思える、明日からの活力になる、生きていようと思えるパワーがもらえるNatural Lagのライブをぜひ体感してほしい。

ライティング:小澤芽依

セットリスト

01. Rock You

02. Determination

03. リモコンファイター

04. 水色曜日

05. ファイティング・ソング

06. What Time

07. 不機嫌な信号

08. 恋人以上彼女未満

09. 鬱ぐ

10. そよかぜ

11. カタツムリ

12. 愛と恋

13. ため息

14. 四葉のクローバー

15. エキスパート

16. We Can

17. 蜃気楼

18. 虹色

<アンコール>

01. Trust ME

02. とめどない愛

03. Again


1万分の1の奇跡!

ボーカル花村想太が語る、”らしさ”を詰め込んだ3rdミニアルバム。


──4 leavesのタイトルに込められた想いは何ですか。

四葉のクローバーは1万分の1の確率で見つかるのですが、 1年間にリリースされるCDの数が約1万枚ということで、それを四葉のクローバーに見立てて、手に取ってくれた人が幸せになりますように、幸運がきますようにというような思いを込めて作りました。

──アルバム全体の仕上がりにはどんな印象や感想をお持ちですか?

アルバム全体はすごくまとまっていて、Natural Lag(以下:ナチュラグ)らしい作品になりました。ナチュラグは爽やかな曲もありますけど、チルな音楽だったり、そういうのも意識して作ったりするので。その中で今回は「そよかぜ」という曲をUeki Soyokaさん(以下:Uekiさん)と共同で制作し、彼女の作ったメロディラインを僕がアレンジしました。ナチュラグとしては珍しい制作方法で、新しい曲が入ったことにより、今までよりナチュラグの幅を見せられるようなアルバムになったのかなと思っております。

──初の東阪Zeppワンマンが終わりましたが感想を教えてください。

会場は大きくなっていますが、毎回全身全霊で歌うことは変わらなかったです。次の日声が出なくても、自分の中ではもう満足っていうぐらいまで歌うことができたし。反省点は修正しながらまた次のライブに活かしていきたいです。来年は5周年なので、このZeppツアーで成長した自分たちをよりたくさんの人に見てもらえるようにしたいと思います。

──『4 leaves』の推しポイントを教えてください。

Uekiさんと作った曲「そよかぜ」がタイトル通り新しい風となっているんじゃないかな。でも1番の推しは、リード曲の「四葉のクローバー」です。四葉のクローバーは傷ついたり踏まれたりした時の傷口から新しい葉っぱが生まれると言われています。これから辛いこともあるでしょうし、楽しいことだけじゃないっていうのがこの人生だと思うんですけど、挫折や困難を経験した皆さんが新しい葉っぱを生み出せるような、希望を見出してほしい、そんな思いを込めて作りました。

──学生に向けてメッセージをお願いします。

音楽業界にはアーティスト、音楽制作、A&R、宣伝担当、照明、マネージャーなど多くの職種があります。自分の夢を絞ることも良いですが、広い視野で様々な側面から目指すことも大切だと思います。 夢を諦めることで、新しい夢が見つかることもあります。僕自身も叶えられなかった夢がありますけど、それがあったからこそ、今の夢が叶っています。夢が変わっていくっていうことは別に逃げでもないし、正しいことだと僕は思います。是非とも皆さんも諦めずに、とにかく音楽で何か仕事をするというところをまず目標に頑張っていただけたらなによりです。

インタビュー&ライティング:小澤芽依

Profile

2019年結成、Da-iCE花村想太がボーカルを務める4人組バンド。花村想太(Vo)、福田智樹(Gt)、アベノブユキ(Ba)、Louis(Dr)からなる。バンド名の由来はNatural(自然な)とLag(ズレ、遅れ)の造語であり、自分以外の人とは必ず発生するズレがあることによって他人を嫌いになったり愛おしく思えたりする、そんな人との自然なLagを大切に思える曲を作っていきたいという意味が込められている。

Release Information

3rdミニアルバム『4 leaves』

CD+Blu-ray(スマプラミュージック+スマプラムービー対応)/AVCD-63577/B  ¥6,930

CD(スマプラミュージック対応)/AVCD-63578  ¥2,640

Live Information

全国インストアライブ

2024.8.2 埼玉

2024.8.5 福岡

2024.8.8 千葉

2024.8.23  愛知

2024.9.8 東京

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その他詳細は後日発表。